特長
・リチウムイオン電池の優位性
鉛電池と比較して電池のエネルギー密度が高く、省スペース・軽量化・高寿命。
リチウムイオン電池:10年後で電池容量60% ※1
鉛電池:1.7年で電池容量50% ※1
・メンテナンスの手間を削減
一般的な鉛蓄電池を搭載したUPSでは、約5年ごとにバッテリの交換が必要となっております。※2
リチウムイオン電池を採用したことで、10年間交換が不要となります。※3
バッテリの交換回数が削減できるのでバッテリ交換の費用を削減できます。
・幅広い使用温度範囲
使用温度範囲-20℃~+55℃に対応しており、極寒,酷暑の地域でも安心して使用可能。
・幅広い入力範囲
入力電圧範囲は負荷率が70%未満の場合、-40%~+20%とワイドレンジ電力の不安定な電源環境でも、バッテリの消耗を抑制できます。
・保守が容易
電源ユニットの前面からインバータモジュールを取り外して保守作業ができます。
保守バイパス回路を内蔵している為、インバータを停止させても給電を継続しながら保守作業ができます。
・リチウムイオン電池の安全性
リチウムイオン電池のモジュールにBMU(Battery Management Unit)が搭載されており「過電流」「過電圧」が発生すると充放電回路から切り離しを行います。酸化物系新材料(チタン酸リチウム)の採用により、外力などにより内部短絡が発生しても熱暴走を起こしにくくなっております。釘刺し・圧壊・過充電試験を行った結果、破裂・発火しないこと確認しており、高い安全性を保持しています。
※1 バッテリ周囲温度40℃の環境下における推奨値
※2 バッテリ周囲温度20℃の環境下における推奨値
※3 バッテリ周囲温度25℃の環境下における推奨値
回路構成概略図
UPSの状態監視
LANインターフェースカードを標準添付しているので、UPSの遠隔操作・監視が可能です。
- コンピュータの自動シャットダウン
- スケジュール運転
- UPS状態表示
- メッセージ表示
- UPS動作履歴記録
仕様
項目 | DS11K-Li 3KVA | DS11K-Li 5KVA | 備考 | |
---|---|---|---|---|
定格出力容量 | 3kVA / 2.4kW | 5kVA / 4kW | ||
給電方式 | 商用同期形常時インバータ給電 | |||
入力 | 相数・線 | 単相2線100V | 初期値110V.120Vに設定可能 | |
電圧変動範囲 | 定格電圧-40%~+20%以内 | 負荷率70%未満 | ||
定格電圧±20%以内 | 負荷率70%以上 | |||
力率 | 0.97 | 電源プラグはアース付並行2P (脱落防止機能付) | ||
環境条件 | 相数・線 | 単相2線100V | 入力電圧と同じ | |
定格電流 | 30A | 50A | ||
電圧精度 | 定格電圧±2%以内(定格運転時) | |||
過負荷保護動作 | バイパス回路へ自動切替 | オートリターン機能付 | ||
過負荷耐量 | インバータ:105%(200ms) | |||
バイパス:200%(30秒),800%(2サイクル) | ||||
バッテリ | 種類 | リチウムイオン電池 | ||
標準バックアップ時間 | 150分 | 120分 | 周囲温度25℃ 定格出力時 | |
容量維持率(10年後) | 約95% | 周囲温度25℃ 年10回の停電の場合 |